【癇しゃく】赤緑Madnessアグロwithカバについての考察【名誉あるハイドラ】
今日も強そうなスタンのデッキを勝手に考察して、デッキの組み方の勉強をしながら知っているカードを増やしていこうと思います。
今日考察させていただくのはこちら
【赤緑】Madnessアグロ
メイン | マナ | 枚数 |
血怒りの喧嘩屋 | (1)(赤) | 4 |
刻み角 | (2)(緑) | 1 |
ケンラの戦車乗り | (1)(赤)(緑) | 3 |
栄光をもたらすもの | (3)(赤)(赤) | 3 |
名誉あるハイドラ | (5)(緑) | 4 |
稲妻の斧 | (赤) | 1 |
癇しゃく | (1)(赤)(赤) | 4 |
マグマのしぶき | (赤) | 3 |
蓄霊稲妻 | (1)(赤) | 3 |
焼夷流 | (1)(赤) | 2 |
激情のカルトーシュ | (赤) | 1 |
霊気との調和 | (緑) | 4 |
食餌 | (2)(緑) | 3 |
活力の試練 | (2)(緑) | 1 |
領事の旗艦、スカイソブリン | (5) | 1 |
山 | 4 | |
森 | 5 | |
進化する未開地 | 1 | |
隠れた茂み | 4 | |
霊気拠点 | 4 | |
獲物道 | 4 | |
サイド | マナ | 枚数 |
ラスヌーのヘリオン | (2)(赤) | 2 |
刻み角 | (2)(緑) | 2 |
自然のままに | (緑) | 1 |
稲妻の斧 | (赤) | 2 |
マグマのしぶき | (赤) | 1 |
蓄霊稲妻 | (1)(赤) | 1 |
垂直落下 | (1)(緑) | 1 |
焼夷流 | (1)(赤) | 2 |
根から絶つ | (2)(緑) | 2 |
力ずく | (X)(赤) | 1 |
合計(メイン) | 60 | |
合計(サイド) | 15 |
今日はkaz.様のデッキです。
「スタンダードショーダウンで3-0しました。
R1:VS BW Zombie
R2:VS MonoB Zombie
R3:VS BR Vihecle」
とのことなのでかなり強そうです。
教材としてふさわしいでしょう。
マッドネスデッキなのにマッドネスが「癇しゃく」しかない!?
「そのカードを捨てるときにマッドネス・コストを支払えば唱える事ができる」というキーワード能力であるマッドネスですが、デッキにこのキーワード能力を持っているカードは「癇しゃく」の一種類しかありません。
デッキ名にも使われているのにこれはおかしいと思い、デッキのカードをよく見てみると、
「名誉あるハイドラ」がいました。
「名誉あるハイドラ」は6コスト6/6トランプルを持つカードですが、他に「不朽」を持っています。
不朽の語感からして、死んでも戻ってくる的な効果だけだと思っていましたが、墓地に一旦落としてから出すことによって、コストが4になります。
この動きは疑似マッドネスと呼んでもいいのではないでしょうか。
こんなの熟練者の方々にとっては当たり前かもしれませんが、僕は衝撃を受けました。
ということで、手札を捨てなきゃいけない代わりに2コスト4/3という「血怒りの喧嘩屋」のデメリットをメリットに変えていて美しいデッキです。
理想ムーブ(4ターン目に6/6登場からのフルボッコ)
1t
2t「血怒りの喧嘩屋A」出す。「名誉あるハイドラ」捨てる。
3t「血怒りの喧嘩屋B」出す。「癇しゃく」捨てる。マッドネスコスト1支払い相手プレイヤーに3ダメージ。「血怒りの喧嘩屋A」で4点パンチ。
4t「名誉あるハイドラ」の不朽発動6/6トランプル出る。「血怒りの喧嘩屋AB」で8点パンチ
5t「栄光をもたらすもの」出す。全員で攻撃!!!邪魔なクリーチャーに4点火力飛ばしながら6点トランプル!4点パンチ✕2!飛行で4点パンチ!!!!
相手は死ぬ!!!
とまあ、これは自分の引きがクソ強くて、尚且つ相手が土地を貯めてターンエンドするだけの機械だった場合の話ですが、デッキ構築として、「これやったら絶対勝てるやん!」という動きを用意しておくことはとても大切だと思います。
この理想ムーブに登場しなかったカードたちには除去が多いですがこれはなぜでしょうか。考えてみます。
マグマのしぶき、蓄霊稲妻など除去カードがてんこ盛り
僕がスタン環境を把握しきれていないので仮想敵がわからないのがネックですが、除去カードを積んでいると同型戦に強いというメリットがあります。
あとこのデッキはバーンダメージで倒し切るというよりはビート向けのクリーチャーを出して殴りきるデッキなので、プレイヤーへ直接のバーンダメージを与えるというよりはむしろ相手のブロック可能なクリーチャーを殺して自身のクリーチャーの攻撃を通したほうがいいという考えなのでしょうかね。
デッキのカードからビルダーの考えていることを読み取るのはとても楽しいです。
では、なぜ「ショック」ではなく「マグマのしぶき」なのでしょうか。
これは「なぜプレイヤーへのバーンダメージではなく相手クリーチャーの追放を優先したのか」ということです。
これは今の環境を見てみないと分かりませんね。
ちょっとグーグル先生に聞いてきます。
と思ったら、ここにヒントが有りました。
スタンダードショーダウンで3-0しました。
R1:VS BW Zombie
R2:VS MonoB Zombie
R3:VS BR Vihecle
白黒ゾンビ、黒単ゾンビ、赤黒機体
と戦ったということですね。しかし3回中二回もマッチングするとは恐ろしいですね。環境には相当ゾンビが蔓延っているようです。
マグマのしぶきは戦墓の巨人対策なのではないか
「 戦墓の巨人」は
(2)(黒)
2/2で
墓地のゾンビの数だけ+1/+1カウンターが乗って戦場に出現するクリーチャーです。
「むら気な召使い」などダメージレースで相手に有利になるカードを焼きたいときに、「 戦墓の巨人」が環境に君臨している以上は墓地のゾンビを増やしづらいので、マグマのしぶきが採用されたのでしょう。
「食餌+給餌」汎用性高すぎ
見落としてましたが「余波」も疑似マッドネス的な動きに使えますね。場合によっては「食餌+給餌」を捨ててもいいかもしれませんね。
このカードのお陰で、アグレッシブなデッキなのにも関わらず息切れせずに戦えますね。いやあ、強い。
活力の試練の4/2ビーストトークンもグッド
4/2と頭でっかちなスタッツでパワーが高い代わりに、相手クリーチャーのブロックで死にやすそうなコイツですが、除去カードで相手の盤面をキレイにしてあげることで存分に活躍してくれます。
プレイング時の注意点
似たようなデッキを使ってみて思ったことを箇条書きしていきます。
まとめ
- 不朽、余波は疑似マッドネスとして使える。
- ゾンビデッキが多い現環境ではマグマのしぶきは有用な除去
- トップメタを対策すると勝率爆上がり
- ビートデッキの場合は特に理想ムーブを考えてデッキを作る
- 触れてなかったけど「焼夷流 」強くね?
以上です。最後までご覧いただきありがとうございます。